完成しました!! 1/700 防空駆逐艦 『秋月』(捷一号作戦)(依頼製作)
完成しましたー!!! 1/700 日本海軍 防空駆逐艦 【秋月】 詳細画像を載せます!!
防空駆逐艦(当時は、防空直衛艦と呼称されていました)、秋月型は、日本で初めての防空を主任務として設計された駆逐艦です。
その日本の駆逐艦史上に特筆される防空駆逐艦秋月型全12隻の1番艦が、
ネームシップの『秋月』です!
古来の名月、秋の夜の月という、音の響きがさわやかな艦名です。
(*^-^*)
フジミ製の最新キットをメインにして、各種の秋月専用・純正エッチングパーツや、エッチング甲板、多数の材料を使用し、必要箇所は自作パーツなども用いてスクラッチ製作し、可能な限りディテールアップしました。
今回は、捷一号作戦時(1944年10月)の仕様にしています。機銃増強や、電探が装備され、マストの形状なども竣工時(1942年6月)とは少し変わっています。
出来るだけ画像を載せましたので、是非ご覧下さい!!
(画像はクリックすると高画質でご覧頂けます)


船体の塗装は、秋月が修理や残工事で回航していた佐世保海軍工廠の塗料色で再現しています。


秋月型の主砲は、各種の艦砲の中でも優秀な性能を誇った、65口径10㎝高角砲です。
ネームシップである『秋月』に始めて搭載されました。

今回は、ご依頼主様のご希望で、前部砲塔2基を左舷に向け、砲身も上空に向けて照準を合わせています。
それに伴って、艦橋上部の「九四式高射装置」も連動して左舷に向けています。
防空駆逐艦として、高性能な10㎝高角砲を表現する、秋月らしい模型になりました(*´▽`*)


高角砲身上部は、砲身の向きを素早く把握するため、白色で塗装しています。昭和18年10月撮影の損傷/復旧後に、
秋月のそれらの写真があるという最新キットの指示、フジミ模型の考証に従っています。

九四式高射装置は、10㎝高角砲のために開発され、これと連動することで威力を発揮出来ました。
マストの信号旗は、捷一号作戦時に所属していた、「第31戦隊第61駆逐隊」を示す旗を掲げています。
この右舷の旗は、「第31戦隊」を表しています。


21号電探を装備しています。
当時、秋月型には、その任務の特性上、最優先的に装備されたそうです。

マストは、秋月の捷一号作戦時のエッチングパーツがなかったので、半分ぐらいの箇所を真鍮素材で自作しました。
一番苦労した部分かもしれません(>_<)
曳航灯なども自作しました。

この左舷の信号旗は、「第61駆逐隊」所属を表すものです。
艦橋の遮風柵のエッチングパーツがどうしても合わなかったので、プラ板で補正しながら、バランスを見て製作しました。 ここも、とても苦慮したところです(^^;)


秋月型は、前甲板に二基の10㎝連装高角砲を備えているため、普通の駆逐艦に比べて艦橋の背が少し高くなっています。
でも、この丸みを帯びた艦橋の形がなんだか良いです(*´ω`)

当初から防空を主任務として設計された秋月型は、航空機相手での艦艇の艦橋配置をどうするのか、
技術者も用兵もとても苦労したそうです。

艦橋最上段の「防空指揮所」には、12㎝高角双眼鏡が5基装備され、対空見張りと対空戦闘指揮に威力を発揮するように考慮されていました。
その12㎝高角双眼鏡を再現しています。
また、捷一号作戦時は、防空指揮所に「13mm単装機銃」2基、艦橋下にも左右に1基づつの計4基が
装備されていました。それも再現しています。


秋月は、捷一号作戦時、対空兵装強化のため艦載艇を陸揚げして、そこに機銃を備えていました。

元々4艇あった短艇類は、1艇のみになり、機銃の追加が行われました。各所に25㎜単装機銃を増強しています。


25mm3連装機銃も合計5基に増強しています。

後部甲板にも65口径10㎝高角砲が2基装備されています。
甲板各所には、作戦準備中の雰囲気を出すために、少し資材や土嚢を置いています。

『秋月』の艦名プレートを設置しました(^^)
この部分は本当は、通常平時はピカピカに磨かれていたそうですが、
戦時になると、軍艦色で塗りつぶされてしまっていたそうです。
でも、あくまでも模型なので、見栄えが良く艦名がわかる艦容にしています。


捷一号作戦時の九四式爆雷投射機や、爆雷投下軌条なども再現しています。


「九三式酸素魚雷」を運搬車に載せて、頭部やプロペラ部分などを塗り分けて再現しています。
秋月型の魚雷装填方法は当時、実に画期的で、装填完了までとても早かったそうです。



一円玉比較です(∩´∀`)∩ 駆逐艦は小さいですが、装備、設備がギュッと凝縮されています。

いつも通り、艦橋窓はガラス表現をしています。


ご依頼主様ご希望のアクリめいと製ケースに設置です。台座にビスで固定しています。
海面プレートが船を生き生きとさせますね(*^-^*)
もちろん、取り外しも可能なので、他のお好きな方法で飾ることも出来ます。

ウェザリングを施し、仕上げとして模型全体にトップコート(つや消し)の保護コーティング塗装をしています。
『秋月』は捷一号作戦時(エンガノ岬沖海戦時)、第3艦隊へ編入、「第31戦隊第61駆逐隊」として、小沢機動部隊の護衛任務に就き、僚艦「初月」「若月」とともに、「空母 瑞鶴」「空母 瑞鳳」直衛として第一群の隊列に加わりました。
エンガノ岬沖に達したとき、アメリカ軍の第38任務部隊所属の爆撃機が大挙来襲。「秋月」は対空射撃を開始しました(アメリカ軍機13機撃墜と主張する乗組員もいました)が、急降下爆撃機からの爆弾を艦橋付近に受けて缶室が大破、黒煙と水蒸気を噴き上げて急速に沈没しました。
※秋月沈没の原因は色々な説があります。
「米潜ハリバットからの雷撃説」や、「瑞鳳に向けて放たれた魚雷にわが身をさらして身代わりになって被雷したという美談の説」、「敵機の爆弾・敵潜水艦の魚雷のいずれも命中はしておらず、輪形陣の反対側で対空射撃をしていた味方艦の砲弾弾片が、多数艦(秋月)に降り注いで、その破片が魚雷の誘爆を招いて沈没した」という説などもあります。
現在では、「アメリカ軍機から投下された爆弾命中と自艦魚雷誘爆により沈没した」という説が有力とのことです。
それでは!m(__)m

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防空駆逐艦(当時は、防空直衛艦と呼称されていました)、秋月型は、日本で初めての防空を主任務として設計された駆逐艦です。
その日本の駆逐艦史上に特筆される防空駆逐艦秋月型全12隻の1番艦が、
ネームシップの『秋月』です!
古来の名月、秋の夜の月という、音の響きがさわやかな艦名です。
(*^-^*)
フジミ製の最新キットをメインにして、各種の秋月専用・純正エッチングパーツや、エッチング甲板、多数の材料を使用し、必要箇所は自作パーツなども用いてスクラッチ製作し、可能な限りディテールアップしました。
今回は、捷一号作戦時(1944年10月)の仕様にしています。機銃増強や、電探が装備され、マストの形状なども竣工時(1942年6月)とは少し変わっています。
出来るだけ画像を載せましたので、是非ご覧下さい!!
(画像はクリックすると高画質でご覧頂けます)


船体の塗装は、秋月が修理や残工事で回航していた佐世保海軍工廠の塗料色で再現しています。


秋月型の主砲は、各種の艦砲の中でも優秀な性能を誇った、65口径10㎝高角砲です。
ネームシップである『秋月』に始めて搭載されました。

今回は、ご依頼主様のご希望で、前部砲塔2基を左舷に向け、砲身も上空に向けて照準を合わせています。
それに伴って、艦橋上部の「九四式高射装置」も連動して左舷に向けています。
防空駆逐艦として、高性能な10㎝高角砲を表現する、秋月らしい模型になりました(*´▽`*)


高角砲身上部は、砲身の向きを素早く把握するため、白色で塗装しています。昭和18年10月撮影の損傷/復旧後に、
秋月のそれらの写真があるという最新キットの指示、フジミ模型の考証に従っています。

九四式高射装置は、10㎝高角砲のために開発され、これと連動することで威力を発揮出来ました。
マストの信号旗は、捷一号作戦時に所属していた、「第31戦隊第61駆逐隊」を示す旗を掲げています。
この右舷の旗は、「第31戦隊」を表しています。


21号電探を装備しています。
当時、秋月型には、その任務の特性上、最優先的に装備されたそうです。

マストは、秋月の捷一号作戦時のエッチングパーツがなかったので、半分ぐらいの箇所を真鍮素材で自作しました。
一番苦労した部分かもしれません(>_<)
曳航灯なども自作しました。

この左舷の信号旗は、「第61駆逐隊」所属を表すものです。
艦橋の遮風柵のエッチングパーツがどうしても合わなかったので、プラ板で補正しながら、バランスを見て製作しました。 ここも、とても苦慮したところです(^^;)


秋月型は、前甲板に二基の10㎝連装高角砲を備えているため、普通の駆逐艦に比べて艦橋の背が少し高くなっています。
でも、この丸みを帯びた艦橋の形がなんだか良いです(*´ω`)

当初から防空を主任務として設計された秋月型は、航空機相手での艦艇の艦橋配置をどうするのか、
技術者も用兵もとても苦労したそうです。

艦橋最上段の「防空指揮所」には、12㎝高角双眼鏡が5基装備され、対空見張りと対空戦闘指揮に威力を発揮するように考慮されていました。
その12㎝高角双眼鏡を再現しています。
また、捷一号作戦時は、防空指揮所に「13mm単装機銃」2基、艦橋下にも左右に1基づつの計4基が
装備されていました。それも再現しています。


秋月は、捷一号作戦時、対空兵装強化のため艦載艇を陸揚げして、そこに機銃を備えていました。

元々4艇あった短艇類は、1艇のみになり、機銃の追加が行われました。各所に25㎜単装機銃を増強しています。


25mm3連装機銃も合計5基に増強しています。

後部甲板にも65口径10㎝高角砲が2基装備されています。
甲板各所には、作戦準備中の雰囲気を出すために、少し資材や土嚢を置いています。

『秋月』の艦名プレートを設置しました(^^)
この部分は本当は、通常平時はピカピカに磨かれていたそうですが、
戦時になると、軍艦色で塗りつぶされてしまっていたそうです。
でも、あくまでも模型なので、見栄えが良く艦名がわかる艦容にしています。


捷一号作戦時の九四式爆雷投射機や、爆雷投下軌条なども再現しています。


「九三式酸素魚雷」を運搬車に載せて、頭部やプロペラ部分などを塗り分けて再現しています。
秋月型の魚雷装填方法は当時、実に画期的で、装填完了までとても早かったそうです。



一円玉比較です(∩´∀`)∩ 駆逐艦は小さいですが、装備、設備がギュッと凝縮されています。

いつも通り、艦橋窓はガラス表現をしています。


ご依頼主様ご希望のアクリめいと製ケースに設置です。台座にビスで固定しています。
海面プレートが船を生き生きとさせますね(*^-^*)
もちろん、取り外しも可能なので、他のお好きな方法で飾ることも出来ます。

ウェザリングを施し、仕上げとして模型全体にトップコート(つや消し)の保護コーティング塗装をしています。
『秋月』は捷一号作戦時(エンガノ岬沖海戦時)、第3艦隊へ編入、「第31戦隊第61駆逐隊」として、小沢機動部隊の護衛任務に就き、僚艦「初月」「若月」とともに、「空母 瑞鶴」「空母 瑞鳳」直衛として第一群の隊列に加わりました。
エンガノ岬沖に達したとき、アメリカ軍の第38任務部隊所属の爆撃機が大挙来襲。「秋月」は対空射撃を開始しました(アメリカ軍機13機撃墜と主張する乗組員もいました)が、急降下爆撃機からの爆弾を艦橋付近に受けて缶室が大破、黒煙と水蒸気を噴き上げて急速に沈没しました。
※秋月沈没の原因は色々な説があります。
「米潜ハリバットからの雷撃説」や、「瑞鳳に向けて放たれた魚雷にわが身をさらして身代わりになって被雷したという美談の説」、「敵機の爆弾・敵潜水艦の魚雷のいずれも命中はしておらず、輪形陣の反対側で対空射撃をしていた味方艦の砲弾弾片が、多数艦(秋月)に降り注いで、その破片が魚雷の誘爆を招いて沈没した」という説などもあります。
現在では、「アメリカ軍機から投下された爆弾命中と自艦魚雷誘爆により沈没した」という説が有力とのことです。
それでは!m(__)m

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